もり農園です

山形県上山市で農業を楽しんでおります

原木の伐り出し

原木の伐り出しをしてきました。

今年は今までとちょっと違います。

昨年までは、不要な方から提供いただいたり仕事の関係でいただいてきたものを活用してきたのですが、

毎年確実に確保できる保証もないわけで、安定した原木の確保を行うために立木を購入してみることにしました。

そんな折、仕事中に見つけたハンノキ(ケヤマハンノキ)の一斉林。

もとは畑だったそうで耕作放棄してから数十年。そこは見事なハンノキの林になっていました。

我家からはちょっと距離がありますが、上山市内、平坦地ということで所有者を調べて交渉してみたら快諾いただきました。

原木の伐り出し・搬出ではやっぱり道路へのアクセスが一番重要だと思います。

運搬車が走れる場所であることと軽トラが入れる道路に隣接していることが、今の私にとっては必要な要件でありました。

今年のナメコはハンノキの発生がピカイチでした。なのでハンノキに目を付けたのですが、その材は通直で枝が比較的少なくて歩留まりも申し分ない。

胸高直径14~20cmほどのハンノキに覆われたこの場所では1本の立木から12~16本ほどの原木が採材できました。

家と現場を4往復。 2t車があったらな、、、 とよからぬ誘惑が頭をちらつきます。

最後、運搬車の回収に向かった時はもう日が暮れてしまいました。

結局ハンノキはナメコ用なので、基本は90cmとして太い根元付近は60cmに採材しました。 

転がしておくだけなので長さはそれほど重要ではないような気がしています。

それよりかは、持ち運びしやすい長さ、を優先することのほうが大事です。

これでナメコの原木はあらかた満足。あとは春までちょこちょこもらってこれるクルミやらナラが出てくると思われるのでそれらを追加すれば相当な本数になりそう。

春の植菌も一仕事になりそうです。

雪の下

秋晴れの午後、上山市を見下ろしながらの気持ちいドライブ。

こんな素敵な天気、あと何日続くでしょうか。

いよいよナメコが終わりを迎えそうです。

単発的に発生が確認できておりますが、まとまった量ではなくなりました。

今年は本当によく採れました。

変わって絶好調なのがエノキタケ。

『雪の下』と呼ばれる通り、クリタケとエノキタケが出てくるといよいよ晩秋もしくは初冬に入ったのだなと実感します。

植菌したわけでもないエノキがよく出る榾木って、ナメコが負けてしまったということなのでしょうか。

ナメコが出なくなったホダ場をお散歩するのも、いろんな発見があっておもしろい。

榾場の整備

来年に向けて榾場の整備を始めました。

現在メインのホダ場は林道脇でアクセス抜群。

なのですが、市街地が近いこの辺りではキノコの盗難、しいては榾木の盗難も頻発しております。

地元の農家さんたちは盗難の被害を懸念して原木栽培をやめている方々もいらっしゃいます。 きのこに限らず、山菜や畑のモノまで盗難に遭っているとのことで、深刻な問題になっております。

私にとっても決して他人ごとではないので、日々戦々恐々としております(汗

もし被害に遭った時の逃げ道として、新しいホダ場の整備を進めておりました。

幹線道路、林道からは遠く離れたこの場所。

軽トラがやっと走れる野良道を行くと、運搬車しか入れない山道へと消えていきます。

以前は桑畑だったという畑跡も、今では立派な杉林。

ちょっと前ですが、運搬車を手に入れることができたのでここの整備ができるようになりました。 頼もしい味方です。

 

来年にむけてできることはやっておこう。

まだ出てます

まだ出ております、原木なめこ

怒涛の収穫ラッシュを過ぎて、すっかり落ち着いてしまいましたが、拾い歩きできるくらいにポツリポツリとまだ出ています。

こうやって発生から見ていると、古い榾木ほど早くから発生が始まって、今年植菌した当年ものは発生が遅いことに気が付きました。

ナラの当年ものは出ないと聞いていましたが、今年はわずかながらに発生が確認できました。

周囲の雑木山の葉っぱも落ちていよいよ冬の準備が進んでいます。

そろそろ原木の確保を進めないといけませんね。

今回も『やまっく』さんにお世話になります。 最近は原木ナメコの入荷がほとんどなくなって、ヒラタケやクリタケといったシーズン終盤のキノコが若干入荷する程度のようでした。

yamakku.hp.gogo.jp

 

2回目の秋植え植菌作業

集落の神社にあるご神木、大イチョウ

今年は見事な色づきです。

思わず原木を確保できたので来シーズンに向けてなめこの植菌作業を行いました。

今回はクルミを中心に、コナラ、ミズナラ、イタヤカエデ、ウリハダカエデもあります。

イタヤカエデがきのこ原木の有用な樹種であることは周知しておりましたが、同じカエデの仲間のウリハダカエデはどうなのだろうかと思い、ものは試しですw

材質は柔らかく、特に樹皮はぶつけただけで剥けてしまうくらい。

発生するでしょうか。

間もなく雪が降りますが、秋植えの榾木が110本ほどできました。

降雪までには本伏せしてしまおうかとも考えております。

昨年の秋植えした榾木は春までシートでくるみ仮伏せを行っています。

一昨年植菌した榾木で仮伏せせず本伏せしたものがいきなり調子がよかったので今回も試しにいきなり本伏せにしてみようと考えています。

天然のナメコは今時期に胞子が飛散して菌をまわすわけですから、より自然に近い管理方法なのかなと勝手に解釈。

結果が楽しみです。

おばあちゃんの畑では大根が間もなく収穫だそうです。

白菜も大根もほうれん草も今年は素晴らしい出来だそうで喜んでおりました。

降雪まで本伏せの計画を立てなければ(汗